1934年にイタリアの建築家Carlo Scarpa（カルロ・スカルパ）がベニスの自宅用にデザインした「Model 765 Dining Chair」

その後、1977年にイタリアのBernini社によって生産され一般家庭にも向けて販売を開始した。

フレームにはプライウッドの技術が用いられ、クルミ材の突板で仕上げられている。
座面にはレザーのクッションが取り付けられるが、座面にはクッションの紐を結び留めるための穴が開けられているというデザイン。

背もたれの形状はオリジナリティ溢れるデザインで、開口部の先端にある丸い切り抜きが氏の独創性を示す特徴的なディテールである。

そしてベース部分の直線的な構造と背もたれの有機的な形状は、相反するデザインのコンビネーションでそこに「Model 765 Dining Chair」のユニークさが全開に感じられる。
Flagship Shop Staff / Kanazawa


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