1960年代にJohn Keal（ジョン・キール）がBrown Saltman社のためにデザインした「Magazine Cocktail Table」

直線的なデザインが実に印象的な、所謂コーヒーテーブル。天板にはガラスがはめ込まれ、その下にはお気に入りの書籍類をディスプレイすることのできる棚が設けられている。通常の雑誌サイズで横に4冊ほど並べられるサイズ感。

こういったデザインで当時のものを探そうと試みても案外見つからない、もはやレアピース枠に位置づけてよさそうな作品。棚にディスプレイするものが上から見えるようにするためのガラストップな設計であるが、テーブルの天板がガラスであることのメリットはそれだけではない。
木天板だとどうしてもグラスやマグを直置きするとできてしまう輪滲みだったり、食べ物の滲みが気にかかる。もちろんコースターやテーブルマットを敷いたら解決する単純な話なのであるが、普段の生活においてそこまで丁寧な暮らしを全うすることもやはり大変だ。

実際に自宅での木天板のサイドテーブル、ガラストップのコーヒーテーブル両者の使用頻度が高い私自身、それぞれの良さを日ごろ体感するのだが後者は手入れがやはり簡単に済む。汚れたらサッと拭き取って完了。
何かと忙しなく時間が過ぎていく（と言い訳をしてしまいがちな、、）私たち現代人にとってみても、約80年ほども前にデザインされたテーブルは親切に寄り添ってくれるだろう。

天板のガラスにも欠けなどはなく全体的にコンディションも良好。
Flagship Shop Staff / Kanazawa


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