1962年にGeorge Nelson & Associatesの名義の下でデザインされ、Herman Miller社から発表された「Catenary Chair Model. 6380」
作品の名称にもなっているCatenary(カテナリー)曲線とはロープやワイヤーなど柔軟性のある線状のものをその両端で持って垂らしたときにできる曲線のことで「懸垂曲線」とも呼ばれる。力学的に安定な構造を生み出す曲線であるとされ、建築物における曲線部分に落とし込まれることが多い。このチェアも例に倣い、座り心地の良さに加えて頑丈な構造のラウンジシーティングとして考案された。
このようにアカデミックなデザイン背景をもつチェアならではであるが、オットマンまで含めて横から見たときに描かれる滑らかな曲線はやはり非常に美しく「Catenary Chair」の何よりのアイデンティティではないだろうか。
この業界ではよく「良い椅子は背中が語る(背面すら美しい)」なんて言葉を耳にするが、このチェアはまさに横顔で語っている。
重量感を持たせることで着座時の安定性を担保。この手のラウンジシーティングにオットマンも揃っているとなるとどうしても少しずつだらしない体勢になってしまうことも避け難い。映画を観ながら、読書をしながら無意識のうちに崩れていく身体の動きにもビクともしない安定感を誇る。一日外で気を張って過ごしたご褒美に、至福のひとときを「Catenary Chair」とともに。
Flagship Shop Staff / Kanazawa
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