1948年、MOMA（ニューヨーク近代美術館）主催の「ローコスト家具デザイン家具コンペ」に出展するために、チャールズとレイがデザインした「 La Chaise（ラ・シェーズ）」。

ふわふわと宙に浮かぶ雲を連想させる一つの彫刻のような作品で、寝椅子としても機能性はもちろんのこと、なによりレイ・イームズのアーティストとしての意匠や感性、センスを色濃く感じる事のできるフォルムが特徴ではないでしょうか。

Eames Special collection 2023ではLa Chaise 発表75周年を記念し、当時のシェルチェアに使用されていた歴史的なカラー「パーチメント」を用い、脚部の木部にはウォールナットオイル仕上げの仕様で発売されます。
世界75台限定のコレクタブルなアイテムです。


La Chaise（ラ・シェーズ）という名前は、シェーズ（フランス語で寝椅子）または、彼らがインスピレーションを受けてデザインされたといわれる作品「フローティングフィギア」の作者である、彫刻家のガストン・ラシェーズから由来しているといわれています。

当時にデザインは完成していたものの、1989年まで製品化されることのなかった稀少なチェアです。

ミッドセンチュリーの雑誌などには頻繁に登場するこのチェアですが、実物を目にした人は多くはないかと思います。


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